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おみくじは結ぶ?結ばない?日本が誇る文化おみくじの由来とマナー

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日本では新年の初詣で、多くの人々が神社や寺を訪れ、おみくじを引いて一年の運命を占います。

おみくじは様々な種類があり、一般的なおみくじは7種類ですが、神社によっては17種類の異なる結果があることは意外と知られていません。

この記事では、おみくじの起源やマナー、そして興味深い知識についてご紹介します。

神社や寺では、厄除けや縁結びなど、さまざまな願いを象徴する「お守り」も人気です。お守りの起源についても詳しく説明します。

おみくじのマナー

おみくじを引く際には、まず手水舎で手を清め、心を整えることが大切です。一日に何度も引くのは避け、もし再度引きたい場合は時間を空けましょう。

引いたおみくじは、神社に結ぶか持ち帰るかは個人の自由ですが、捨てることは避けてください。

古くなったおみくじは「どんど焼き」などの行事で焼いたり、神社に返納するのが適切です。

捨てる場合は、感謝の気持ちを込めて丁寧に処理しましょう。

おみくじを結ぶときは、願いを込めて行うことが重要です。神社によっては木に結ばないように指定されている場所もありますので、その場合は専用の場所に結ぶようにしましょう。

伝承によると、「凶」のおみくじを利き手とは反対の手で結ぶと、運命が好転すると言われています。

おみくじの歴史とその成り立ち

おみくじは、もともと中国の伝統的な占いから始まりました。

この占いは南北朝時代から室町時代の初めにかけて日本に伝わり、「天竺霊籤」として知られるようになりました。

この日本版おみくじの発展に大きく貢献したのは、天台宗の僧、良源(慈恵大師とも呼ばれる)です。彼によって創られた「元三大師百籤」は、現在のおみくじの原型とされています。

この形式はお寺に広まり、おみくじに関する解説書も登場しました。また、武士たちが戦の前に運勢を占うためにも使用されていたと言われています。

良源は、観音菩薩への祈りを通して観音籤を授かり、それが紙での啓示受け取りの形式に発展しました。比叡山延暦寺にある元三大師堂では、今もその伝統的なおみくじを体験できます。

おみくじの名前の由来

元々は巫女や僧侶だけが引いていたおみくじですが、鎌倉時代になると一般の人々も参拝時に引くようになりました。

「籤」に敬意を表す「御」を加えて「みくじ」となり、その後さらに「お」が加わり「御神籤」と呼ばれるようになりました。

お守りの歴史とその起源

お守りのルーツは縄文時代までさかのぼります。この時代の人々は、邪悪な霊や災いから身を守るために、勾玉を身に付ける習慣がありました。

その後、6世紀ごろに仏教が日本へ伝来した際、寺院での呪符の授与が行われるようになりました。

例として、大阪に位置する古い寺院である四天王寺には、平安時代後期のお守りが保管されており、その中には仏像が彫刻された木製の円柱が含まれていることが知られています。

また、神社の信仰においては、境内の石や砂に神秘的な力が宿るとされ、旅行に際してこれらを携帯する風習があったという記録も残っています。

おみくじの製造について

日本国内で製造されるおみくじの多くは山口県で作られています。特に「女子道社」という会社が有名で、おみくじ製造の約60~70%を担っています。

この会社は、女性の自立や参政権を支持する「日本敬神婦人会」と深いつながりがあります。明治時代に二所山田神社の宮本重胤宮司が女性神主の登用を推進し、その結果として女子道社が設立されました。

この会社はおみくじ製造のみならず、日本で最初の自動販売機の開発や「神前結婚式」の普及にも寄与しています。

おみくじは手作業で製造され、地元の女性たちが中心となって作っています。現在は18種類のおみくじが製造されており、外国人向けの和英文おみくじやイベント用のものも生産されています。

おみくじの英語表現

最近はコロナ騒動も一段落し、インバウンドも増加傾向で、かつての賑わいも取り戻しつつあります。

日本を訪れる外国人観光客も日本の文化であるおみくじに多くの人が興味を示しており、神社仏閣の参拝の際におみくじを引かれる方も多いようです。

ちなみに英語ではおみくじを「receive a fortune」と表現し、初詣は「pay a visit to a shrine」と言います。各結果は、例えば大吉は「great luck」、凶は「bad luck」というように表現されるようです。

まとめ

この記事では、おみくじの起源やマナーなどについてご紹介しました。日本には多種多様なおみくじがあり、それらを探すことも一つの楽しみです。次に神社や寺を訪れる際は、ぜひこれらの情報を参考にしてみてください。

 

 

 

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