日本には二十四節気をさらに細分化した七十二候というものがあり
これは3月31日から4月4日頃で、この頃から雷が鳴り始めるよ
昔から地震・雷・火事・オヤジ等、怖い物の代表の一つに数えられ
雷が発生するメカニズム
高い空では温度が氷点下まで下がり、雲の中では雨滴だけでなく、氷の粒も生成されます。これらの氷の粒は上昇するにつれて大きくなり、ある大きさに達すると、重力が上昇する気流の力を超えて下降を始めます。
氷の粒がぶつかると、小さい粒には正の電荷が、大きな粒には負の電荷が帯電します。雲の上部には正の電荷が、下部には負の電荷が蓄積されます。この状態が続くと、雷雲(積乱雲)が形成されます。また、地表では静電気の誘導作用により、雷雲の下に正の電荷が集まります。
雷雲が成長するにつれて電気の力も強まり、正と負の電荷が引き合うようになります。空気がこの電力に耐えられなくなった時、放電が起こり雷が発生します。正と負の電荷が空気中で引き合い放電するこの現象は、雲内や雲間で起きるものを云放電、雲と地面との間で起きるものを落雷と呼びます。
雷が鳴っている時、木の下で雨宿りはNGって本当?
雨が降ってきた時に木の下で避難していると、その木に雷が直撃することがあります。そうなると、落ちた雷が木の幹から離れて近くにいる人や物に移って地面へと流れていくことがあります。
これを「側撃雷」と呼びますが、これは人間の体が木よりも電気をより良く導く性質があるために起こります。
もし適切な避難場所がなくて雷の音が聞こえる場合は、高い木や金属の物から離れ、できるだけ低い姿勢を保つことが重要です。
またとても珍しいことではありますが、雷が人に直接落ちることも決して無いわけではありません。実際、過去には農作業中や音楽フェスティバルで雷に直撃された事例があります。
水田や畑、公園など、周囲に自分よりも高いものがない場所で発生しやすく、ゴルフ場もそのような場所の一つです。
そのため、今ではゴルフ場には雷に備えた警報装置や避難所が設けられています。
雷は人にも落ちるって本当?
実は、めったに起こることではないものの、実際に、農作業中やライブイベントのさなかに落雷に遭ったという報告が過去にあります。
このような事故は、先述したように自分より高いものが何もない田んぼや畑、公園のような開放的な場所では起きやすいです。
最近ではサッカーの試合中に落雷した例もあり、雷が鳴っている時は試合を中断、或いは中止すべきという意見もあります(尊い人命に関わることですから)。